JAMJAM日記|インドネシア編 大友良英 Otomo Yoshihide

撮影:石川直樹

2014/12/11

東ジャワ文化ツーリズム・カウンシルでの演劇「ルドゥック」(撮影:石川直樹)

「East Jawa Cultural & Tourism council(東ジャワ文化ツーリズム・カウンシル)」の体育館のようなところでやってる演劇の練習を見にいく。演劇と言っても、僕らが知ってる演劇とはちょっと違っていて、ガムランの楽団を伴奏に、日本兵なのかな、オランダ兵なのかな、為政者の軍隊に立ち向かってインドネシアの独立を果たす物語をダンスと芝居で表現するとでも言ったらいいのかな、そんな感じの演劇を学生たちが練習している。インドネシアの人々が次々銃で撃たれていくなかで、英雄のような男が立ち上がり、でも彼も撃たれてしまう。単に練習だったからなのかもしれないけど、いまいち、僕には引っかからなくて、裏でヴェンザといろいろ話し込んでしまった。ガムランの方は学生ではなく、高齢の方たちが多い。演劇を練習する学生と、ガムランを演奏できる大人たちという構図が、興味をひかなかったもう一つの原因かもしれない。でも、石川さんにはビビッと来るものがあったらしく、さかんに写真を撮っている。あとで理由を聞くと、自分たちの負の経験を何らかの方法を使って、何らかの表現に変えていく、そのことへの興味だという。ドラマに音楽をつけるのを仕事にしてるオレが、そのことに興味を持てなくてどうする。

東ジャワ文化ツーリズム・カウンシルでの演劇「ルドゥック」(撮影:石川直樹)
東ジャワ文化ツーリズム・カウンシルでの演劇「ルドゥック」(撮影:石川直樹)

昼食を食べてスラベシ空港へ。石川さんと遠藤さんはジャカルタ経由で日本へ。交流基金のイシャリヤディさんもジャカルタに戻る。ここまで運転をずっとやってくれたアグスさんは、そのまま車でバリに。ありがとう!お疲れさま。そしてヴェンザ、開沼、有馬、大友の4名は、ヴェンザの本拠地ジョグジャカルタへ。

調査メンバー 左からヴェンザ・アグス・大友・イシャルディ・有馬・石川・開沼・遠藤
調査メンバー 左からヴェンザ・アグス・大友・イシャルディ・有馬・石川・開沼・遠藤